私はこう決めた！世界一周のルート。東回り・西回りの結論は？

世界一周や長期旅行で悩むのが、「ルート」。

今回は、どんなふうにルートを決めればいいのか、また、旅のプラン立てのヒントを、経験をもとに紹介していきます！

今、世界一周をしようか悩んでいる人や、「する」と決めたけれどまだルートで悩んでいる、という人の役に立てば幸いです。

「絶対行きたい場所」10個を考えよう

誰にでも、いくつか「行きたい場所」や「見たいもの」があると思います。

そこから、「絶対行きたい場所」を10個を考えてみましょう。

１．候補を出す

まず、行きたい場所や見たいものを紙に思いつくままに書き出してみましょう！

国名でも、具体的な場所でも、何個出しても大丈夫です。世界地図を見ながら書くと、やりやすいかも。もしくは紙の地図に○をうっていってもOKです。

※この時、『世界の絶景』や『死ぬまでに行くべき○○』などの本やサイトも参考にしてもOKですが、最初は自分の頭にあるものの中から考えてみましょう。

２．候補にランクを付ける

次に、出した候補地にランクをつけていきます。

候補地を、星の数ごとにリストアップし直しましょう。

ここまでやると、自分の行きたいところがかなり明確になってきます。

３．10個リストアップ

そして、再度、星５、４の中から、10個くらいリストアップしてみましょう。

「5，6か所くらいしかない」人などは、10個以下でも大丈夫ですし、どうしても絞りこめなければ１1,2か所あっても大丈夫ですが、必ず1２個以下に抑えましょう。

４．10か所を繋げてみる

その10か所を繋げるだけで、簡単な「自分専用のルート」が出来上がってきます。

わたしの場合、「ボリビアのウユニ塩湖の鏡張り」や「スペインのトマト祭り」、「インド」、「ブラジルの友達の家」などでした。

ウユニの鏡張りが冬の間（11~3月）しか見られず、またスペインのトマト祭りは夏（8月）、インドのベストシーズンが3月だったので、これだけで結構ルートは決まりました。

ベストシーズンや行きたい時期を考える

行きたい場所が明確になったら、選んだ10個の「絶対に行きたいところ」のベストシーズンや時期を調べて、まとめましょう。

これを地図にまとめると、「どの時期に、どこにいるべきなのか」がよくわかります。

世界の気候からルートを考えることもできる

各大陸には、おおまかに「ベストシーズン」があります。

たとえば、ヨーロッパは夏がベストシーズン。1日の日照時間が長いため、遊べる時間も長くなるし、気候も安定していて、活気もあります。そして、1年が雨季・乾季でわかれる中南米は、乾季の秋～冬の時期だといい天気に恵まれ快適に過ごせます。

「あえてベストシーズンを外して訪れる」ことで得られるメリットも一応ありますが（宿の値段が下がるなど）、それでもトータルで考えるとベストシーズンの方が旅しやすく、特に「天気」は観光を楽しむうえで超重要なポイントです。

なので、「自分の旅の期間」と、「世界のベストシーズン」を合わせたプランを立てると、より旅が楽しくなるはず♪

また、わたしの場合、単純に冬用の服で荷物が重くなるのがイヤだったため、「夏の間は北半球、冬の間は赤道付近の暑いエリア＆南半球」と、なるべく温かいエリアに居られるようにルートを調整し、寒いところを避けました。

（その後、このルートを「夏を追いかける旅」と名付けました。笑）

「行かない場所」も考える

行かない場所も決めておくといいです。よく聞くのは、「アフリカは治安面が心配だから大陸ごとスキップする」という声。

グアテマラよりも南側にある中米の国々も、結構治安の悪いところばかりなので、スキップする人が多いです。また、最近は治安が最悪なベネズエラも行かない方がいいですね。

治安以外にも、「いつか、世界一周の時じゃなくても行けそうな国にはいかない」というのも賢い選択だと思います。例えば、韓国や台湾、中国など。

世界一周は、普通の人は人生でそう何度もできるものではないので、「行きたいけど、普段は絶対に行けないところ」を優先するのが◎。

ちなみに、わたしは「オーストラリアは、日本との時差もないし、今後気軽に行けそうだし、物価も高い（から予算的にもキツい）し、今回はスキップしよう」と思い、世界一周には組み込みませんでした。

結局、未だにオーストラリアには行けていません。笑

東回りと西回り、決め手は３つ

世界一周する時に考えたいのが、東回りか西回りか。

…ですが、正直これはあまり重要ではないので、上の項目をじっくり考えてから合う方を選べばいいと思います！

ちなみに、わたしは西回りで世界一周したのですが、途中で出会った日本人の旅人のうち、ほとんどの長期旅行者は西回りのようで、東回り派は少数でした。

あらかじめ選ぶ場合、わたしは３つのことを考えてから決めました。参考にどうぞ！

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①自分の行きたい場所のベストシーズンはいつか

東回り・西回りは、この方法で決めるのが一番おすすめ。

自分の行きたい場所とベストシーズンから回り方を決める方法です。

いくつか、旅の例をあげてみました。参考にどうぞ！

②どこで多く時間を使いたいのか（大陸の優先順位）

ほとんどの旅人が、「旅の序盤でゆっくりしすぎて、後半時間がなくなる」というトラップに陥ります。マジで冗談ではなく、わたしの知る限りほぼ全員これで悩みます。(笑)

なので、自分の行きたい場所・優先したいエリアを最初の方に持ってくるのがおすすめです。たとえば、アジアとヨーロッパに行きたい場所がたくさんあるなら西回り、アメリカ大陸を優先したいなら東回り、など。

ただし、東回りにする場合、「アメリカ大陸に見所が多すぎて、ヨーロッパとアジアを回る時間がなくなる」パターンがほとんど。（現地で行きたい場所がどんどん増える＆アメリカ大陸は広大なので。）

旅は想像以上に時間がかかります。もし、「世界をバランス良く回りたい」のであれば、西回りでさっさと回るのがおすすめです。

③早起きは得意か・苦手か

これは、わたしが実際に西回りで世界一周をしていて発見（？）したことなのですが、早起きが苦手な人は、西回りの方がいいです。

なぜなら、時差の関係で西回りの方がめちゃくちゃ楽だから！！

たとえば、ある国から、「1時間時差のある国」に移動したとします。

同じ時間に起きようとしたとき、西回りだと、体感的には「1時間遅く寝て、朝遅く起きる」ことで体内時計を調整できます。しかし、東回りだと「1時間早く寝て、朝早く起きる」必要があります。

例：国を移動してから「朝7時」に起きる場合、西回りだと、1時間寝坊して「体感の朝8時」に起きればいいけど、東回りだと1時間早起きして「体感の朝6時」に起きないといけない。

東回りで、永遠に朝早起きし続けるのは地味にめっちゃキツい！！！でも、夜更かし＆寝坊ならいくらでもできる！！というわけで、わたしには西回りのライフスタイルの方が適していました。笑

わたしのおすすめは西回り

旅の行き先や旅を始める時期にもよりますが、個人的に、東回りか西回りかと言われたら、「西回りがおすすめ」と答えると思います。

西回りだといろんなメリットがありました。

• 旅の最初、タイで予防接種を格安で受けられる
• ベストシーズンに各大陸を旅できる
• （東回りのように）早起きしなくてもいい

などなど。（もう今は、タイの予防接種は流行ってないかもですが。）

ほとんどの日本人が、3、4月に旅をスタートして、半年間や1年間かけて旅をすると思うのですが、その場合は「西回り」が、ベストシーズンを回る形になっておすすめです。

また、まれに出発の時期が全然違う人がいますが、その人達は自分たちの行きたい場所とシーズンを考えて、ベストの回り方を選ぶといいと思います！

まとめ

以上、世界一周のルートを決める方法についてでした。

ルート決めは、世界一周の準備の中でも最も大切な作業の１つ。

後悔がないように、じっくり考えて決めましょう。それに、旅のルートや調査、行きたい場所について考えること自体も、旅の楽しみでもあります。

プラン立ての工程ではどうしても、「ここに行ったら、ここにどうしても行けない」などの悩みや葛藤が生まれるものですが、その場合は「どちらを優先するのか」を、他の行きたい場所のルートを考えつつ、決断するといいと思います。

また「大陸単位」でまとめて考えるのもおすすめ。（大陸を一度出てしまうと、航空券代がグッと高くなるので。）「ヨーロッパは7，8月、中南米は10～1月」など。

また、たぶん旅に出たら行きたい場所がどんどん増える＆自分の好みも変わってくることがあるので、その場合は自由にプランを組み立てなおしながら、柔軟に旅していくのがおすすめです。

この情報が、これから世界一周をしたいと考えている人の役に立てばうれしいです！