世界一周

世界一周の「一番最初の行き先」の選び方と、おすすめな国5選。

世界一周するバックパッカー (4)

世界一周で「最初の国」をどこにするのか、って、意外とみんなの悩みどころです。

結構最初の国って重要です。

気持ちを整えたり、旅の準備をしたり、もしくはこれから始まる世界旅行への気合いと喝を自分自身に入れたりするために、ぜひしっかり考えて出発しましょう。

世界一周経験者に聞いた「最初の国」の選び方

わたしの周りの世界一周した旅人仲間に実際に聞いてみたところ、みんなこんな理由で最初の国を選んでいました。

西回りの人の意見

世界一周西回り
  • 世界一周に必要な予防接種が格安でできるから(タイ)
  • アジアは飛ばすので、ヨーロッパの中で直行便のある国にした(イタリアのローマ)
  • 日本からの片道航空券がセール中でめちゃくちゃ安かった(ベトナム)
  • 時期的にサッカーの試合を見に行きたかった(スペイン)
  • 8月出発で、ベストシーズンに合わせた(ドイツ)
  • 3月出発で、インドの「ホーリー」というお祭りに行きたかった(インド)
  • まずはお隣の国から始めようと思った(韓国)

東回りの人の意見

世界一周東回り
  • まずはアメリカ大陸を北から順に攻めようと思った(カナダ)
  • 友達がいる&直行便で行けた(メキシコ)
  • 一気に遠くまで飛びたかった(ブラジル)
  • 日本からの直行便が出ている(アメリカのNY)
  • 中華系の航空会社で格安(片道4万円)で行けた(アメリカのLA)
  • まずはアメリカ横断からスタートしたかった(アメリカのサンフランシスコ)

わたしは「西回り」で、「必要な予防接種を受けるため」にタイにしましたが、そういう旅人はめちゃくちゃ多かったです。

世界の「ハブ」になる国&街はスタート地点におすすめ

どこの大陸にも「ハブ」となる国や地域があります。

ハブとは、「周辺の国や地域へのアクセスがとてもいい国や、中継地点にしやすい地域」のこと。

ハブを旅のスタート地点にすると、その先だいぶ旅しやすくなるので、結構おすすめです。

アジア ・タイのバンコク⭐️
・中国の上海、北京
ヨーロッパ ・イタリアのミラノ⭐️、ローマ⭐️
・スペインのバルセロナ⭐️、マドリード
・フランスのパリ
アフリカ ・南アフリカのヨハネスブルグ(治安悪いため非おすすめ)
・UAEのドバイ⭐️やアブダビ⭐️(アフリカ大陸ではないけどアフリカ諸国へのフライト多い)
北アメリカ ・アメリカのLA(ロサンゼルス)⭐️
・アメリカのNY(ニューヨーク)
・カナダのトロント
・メキシコのメキシコシティ
南米 ・ペルーのリマ⭐️
・アルゼンチンのブエノスアイレス

星マーク(⭐️)が着いているのは、特に便利な都市です。

ハブになるところまで行ってしまえば、LCC(格安航空券)などでどこの国にも超安く行けるので、しっかり節約したい旅行者にはおすすめ。

例えば、タイのバンコクに行けば、周辺諸国まで「Air Asia」などのLCCを使えば数千円で移動できるし、同じくイタリアのミラノまで行けばヨーロッパの多くの街に「ライアンエアー」などのLCCで数千円で移動できます。

なので、とりあえず、まずは日本からハブの街に飛ぶというのも賢い選択です!!

最初の行き先におすすめな国5選

1. タイ

タイの仏教徒

わたしが個人的に一番おすすめなのが、「タイ」です!わたしが世界一周をした時も、色々考えた結果タイから旅をはじめました。

安宿が多いので節約できる・食べ物が美味しい・治安も安定・日本人に優しい人が多いなど、日本人の節約旅行者にとってとても旅しやすい国です。また、日本人の他の旅人仲間を簡単に見つけることもできます。

また、タイは、東南アジアのハブ的な国で、とりあえずタイに行っておけば周辺の国々にとても簡単にアクセスできるのもポイント。ベトナム、マレーシア、カンボジア、ミャンマー、ラオスなど、国境を接している国もかなり多いので、移動がとても便利です。

さらに、わたしの時には「バンコクで予防接種が格安で打てる」ということで大人気でした。黄熱病の予防接種など、日本の5分の1くらいの値段で打ってもらえるうえに、赤十字の運営で衛生面でも安心安全なので、「予防接種代を節約したい」という人には結構おすすめです。

関西空港(KIX)から格安航空の「Air Asia」から直行便が出ていて、わたしの時は2万円弱で行けました。

2. マレーシア

クアラルンプールの街並み

マレーシアはタイの南部にある国で、首都は「クアラルンプール」です。

クアラルンプールは、めちゃくちゃ清潔でインフラもしっかり整っていて、日本からの直行便もあるので、旅の一歩目には結構おすすめな街。

クアラルンプール以外にも、南部に行けばジャングルが広がり、農村や漁村もあり、また美しい南国の島々もあり、楽しみ方が幅広いです。ご飯も安くて美味しい&日本人の口に合うものが多いので、ついつい食べ過ぎてしまうことも。

また、マレーシア人はみんな英語でコミュニケーションが取れるのもありがたい!やっぱり英語が通じると安心感が違います。それに、日本を旅行することがマレーシア人の間で流行っているようで、親日家も多く、とっても親切にしてもらえます。

ムスリム(イスラム教徒)なので旅人には基本的にとっても優しいですし、異国感を感じつつも旅のしやすい国です。わたしは世界一周の前、「初めてのひとり旅」の時にマレーシアに行きましたが、本当に最高の思い出ばかりでした^^

3. スペイン

スペインのアンダルシアの街並み

もし、西回りの世界一周で、かつ「アジア圏には世界一周中は行かない」予定なのであれば、まずヨーロッパを廻ることになると思います。

日本からヨーロッパへの直行便は結構ありますが、中でも多いのがイタリア(ローマ、ミラノなど)とスペイン(マドリード、バルセロナなど)です。

なかでもスペインは「最初の国」に適していると思います。というのも、世界一周した人に「好きな国5つ挙げてみて」と聞くと、だいたいスペインってそこに入り込む率が高いんですよね。それくらい魅力的な国ってことだと思います。

人は陽気で優しく、ご飯も美味しいし、見所も豊富なので全然飽きません。イタリアももちろんいいのですがローマなどは特に観光地化されつくしてしまっている&安宿も少ないので、旅のしやすさと物価を考えたら、スペインかな〜と思います。

どちらにせよ、旅中に一度は行ってみて欲しい!ってくらいわたしもスペインは大好きな国です!

4. カナダ

カナダのオーロラ

東回りの世界一周を考えているのであれば、カナダはかなりおすすめの国。(ただし春〜夏の時期に限る。冬は凍えますが、「オーロラ」が見えるというメリットも。)

自然が豊かで、人もとても優しく、アメリカよりも治安がいいので、旅の一歩目には結構おすすめ。特に、山や湖などの広大な自然が好きな人はカナダはとっても楽しいと思います♪

英語が聞き取りやすいのもとても便利ですし、人々も穏やか。

ちなみに、「実際に英語圏のメジャーな国(アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリスなど)に一通り行ったことのある人」に聞くと、カナダは英語圏の国の中では一番人気で、「住むならカナダ」とよく言われます。(ちなみに一番不人気なのは意外にもオーストラリア。差別が根強いみたいです…。)

5. アメリカ

モニュメントバレー

やっぱり、東回りで世界一周をする際、日本から行くときに一番便利なのは、アメリカだと思います。特にLA(ロサンゼルス)やサンフランシスコ、ニューヨークは直行便もたくさん出ていますし、見所も多いのでおすすめ。

ただし物価がめちゃくちゃ高いので、その辺は覚悟した方が良さそうです…。(サービス料も最低15%以上〜だし。)

アメリカで人気の旅の方法は、やっぱり「アメリカ大陸横断」ですかね。LAやサンフランシスコから、長距離バスやレンタカーを使って、見所を巡りながらニューヨークまで行くパターンが多いみたいです。(ヒッチハイクは危険すぎてNGです。違法な州もあり。)

アメリカの「大自然」を見たいなら、カリフォルニア、ネバダやユタ、アリゾナなどの西海岸に近いエリア(有名なグランドキャニオンやヨセミテ、セドナなど)がおすすめ。この辺りにアメリカの自然系の有名どころは全て固まっています。

アメリカの「パワー」を感じたいなら、やっぱりニューヨーク!ニューヨークは世界のあらゆる分野のトッププレイヤーが集まる地で、やっぱり街全体に勢いがありダントツに面白いです!メジャーリーグ観戦、ブロードウェイ鑑賞、町歩き、買い物と、何をしても新鮮で楽しく、(お金は飛びますが)めちゃくちゃ楽しい街です♪

また、別にアメリカ観光をしないとしても、中南米行きのフライトがたくさん出ているので、アメリカ大陸を旅行する際には必ず一度は通る「ハブ」的な国でもあります。

アメリカに行く際は、トランジットだけであっても入国前に「ESTA」(入国許可証)の申請は忘れずに!

最初の行き先におすすめではない国・地域4選

1. ベトナム

ベトナムの田園景色

これはわたしの私見なのですが、ベトナムでぼったくられる旅人がめちゃくちゃ多いんです。意外に思うかもですが、多分これは世界一周経験者はだいたい頷いてくれます。笑

空港からホテルまでのタクシー、街中のマーケット、バイクタクシーなど、とにかくどこに行ってもカモにされる。わたしは女性だからかそこまで酷い被害にあわなかったのですが、男性の被害率は異常なレベルだと思います。。

ベトナムから旅を初めて、即一文無しになった男の子にも会って、めちゃくちゃ可哀想でした。。

ちなみに、この「異常なほどのボッタクられ度」についてベトナム人の知り合いに聞いてみたところ、「ベトナム人同士でも、めっちゃぼったくられる」らしく、しかもお金の単位が大きすぎる(100,000ベトナム・ドン=50円とか)なので、お釣りをごまかされる率もすごく高いみたいです。

そんないろいろ気をつけなければいけない環境では、「旅をはじめたばかりの旅の初心者」にはかなりの心労が重なるので、避けたほうがいいかも、と思います。

「現地人不信」になるのも悲しいので、せめて、タイに行って心の準備ができてからがいいかな、と…。旅慣れてぼったくってくる人を適当にあしらうことができれば、ご飯も美味しく見所もありいい国です!

2. インド

インドのホーリー祭り

知っての通り、インドはかなりのカオスです。

まあ、それが面白いところでもあるのですが、旅の難易度はアジア諸国の中ではずば抜けて高めだと思います。特に旅慣れていない日本人バックパッカーだと、「初日から散々な目にあう人続出」です。

首都デリーの空港に降りたったら、乗り込んだタクシーの運転手に「あなたの予約したホテルは改装中でやってないから違うホテルに連れて行こう」と嘘をつかれ、いつの間にかそのホテルではなく「ぼったくり旅行代理店」に連れて行かれ、無理やりぼったくりインド国内ツアーを買わされ、そしてどこなのかよくわからない野犬まみれの道端に放置される…。

「運が悪い旅人に起こった悲劇」に聞こえるかもしれませんが、これ、わたしが話を聞いたインドの旅人(特に旅慣れてない人)の3人に1人が全く同じ被害にあってます。

というわけで、インドも旅慣れていない状態で乗り込むのは危険だと思います。せめて、東南アジアで腕慣らしをしてからにしましょう…!インドを旅の「最初の国」にすると、旅を続ける心が折れる可能性高いです。(本当に。)

インド自体は、ハマる人続出の中毒性の高いめちゃくちゃ面白い国なので、旅慣れてしっかり危機管理ができるようになったらぜひ行ってみてください♪

3. アフリカ

アフリカのサファリの象

単純に、治安面が心配です。(特に南部と東部。)

旅慣れている人ならなんとかなると思うのですが、もし一人旅で、しかも初海外、現地に知り合いいないとかだったらアフリカを最初の国にするのは明らかに無謀です。

アフリカの大都市は、他の大陸と比べてトラブルが起こる率が高いですし、私たちはもう肌の色からして明らかに「外国人」なので、結構目立ちます。(狙われる可能性も高い。)

世界一周する人の中には、「治安面が心配だから」という理由でアフリカ大陸には(エジプトやモロッコなどの北アフリカ以外は)行かない。と決めている人も多かったです。

また、世界一周でアフリカに行く人の多くは、一人で旅をするのではなくヨーロッパなどで仲間を見つけて4〜6人のグループで縦断するパターンが多いです。それも自分たちの身を守るためだと思います。

わたしはなぜか一人ぼっちでアフリカを数ヶ月旅をしていたのですが、どこに行くにも治安が不安すぎるし、他の大陸に比べて旅の情報も明らかに少ないし、全然思い通りに物事が進まない(バスが10時間遅れで出発で真夜中に危険地帯に到着、とか)で、日々いろいろと心配しすぎてノイローゼになりそうでした。

当時ある程度旅慣れていたわたしでもそうだったので、やっぱりアフリカに世界一周で「最初」に行くのは精神的にキツいし、危険だと思います…。

サファリで生き生きとした野生動物を見たり、思い通りに物事が進まないことにも心を乱されず楽しむことができるようになれば、アフリカはとても面白い国です!いつか旅慣れたら行ってみてください。

4. 中南米

ブラジルのリオデジャネイロ

旅の「最初の国」として中南米を選ぶのは、ちょっと色々問題があります。

まず、中南米はアフリカ並みに「しっかりとした安全管理」が必要になります。スリはいっぱいいるし、強盗もいるし、服装にも気をつけないといけないし、あと、スペイン語しか通じません。

わたしも、「ゆうて、アジアとかアフリカとかヨーロッパでは全部英語でやってこれたから、中南米もいけるだろう」と思っていたら、本気で全然通じなさすぎてめちゃくちゃびっくりしました。

中南米では、空港から一歩でも外に出たらオールスペイン語。スペイン語が話せないと、トラブルがあっても、何か買いたくても、何もできない。(メキシコのタコス屋台のおっちゃん、「ワンツースリー」も通じなかったし…!)

スペイン語がわからなかった当時のわたしは、メキシコ到着1日目にして「最低限のスペイン語がわからないと、中南米ではやっていけないんだ!」と悟りました。

旅の最初の国を中南米にしてしまうと、スペイン語も勉強しないといけないし、旅にも慣れないといけないし、他の大陸以上に治安や身の回りのことにも気をつけないといけないしで、めちゃ忙しいです。

わたしの場合は、いろんな国に訪れたあとで中南米に入ったので、最低限の危機管理能力や旅のノウハウは身についていたのでよかったですが、旅の最初から中南米だったら、精神的にキツかったと思います。

というわけで、中南米は、英語の少しでも通じる地域で肩慣らししてから行くのがおすすめ。中南米には、最近日本人に人気のウユニ塩湖やマチュピチュ遺跡もありますし、魅力的な街や自然がたくさんあるので、最初の国には適していなくても、ぜひ世界一周中に訪れてみてください。わたしも世界で一番好きなエリアです!!

まとめ

以上、世界一周の「最初の国」の選び方と、最初の行き先としておすすめな国5つ(&非おすすめな国・地域4つ)でした。

わたしは西回りで、予防接種もしたかったのでタイからはじめましたが、人それぞれいろんなスタートの仕方があると思います。

ただ、やっぱり最初なので、あまり精神的にキツくない国を選んだ方がいいだろうな、と思います。最初は特に「旅の厳しさよりも、旅の楽しさを教えてくれる国」を優先させるというか。

一度旅を始めてみると「ここには行く予定じゃなかったのに、なぜかいる」とか、「出会った旅人がみんな絶賛しているから行ってみよう」という国がたくさん出てきて、プラン通りには進まなくなります。(というか絶対そうなる。笑)

わたしは旅中に、「世界一周チケットを持っていたのに、それを丸ごと捨ててしまった」という旅人にも何人か会っています。笑(割と「あるある」だと思われ。)わたしも、行く予定のない国やエリアにたくさん行きました。

なので、プランを最初から最後まできっちり考えることにはあまり意味がないのですが、「最初の国」だけは、日本で行くと決めたら絶対に行くことになるので、ぜひよく考えて決めてください!

その国が、世界一周の第一歩であり、あなたのこれからの旅の指針になってくれることと思います。あと、なんやかんやで旅の一番最初に行った国って、ずっと後になってもよく覚えているものですしね。

これから世界一周に行く予定でこの記事を読んだ人が、楽しい旅のスタートをきれますように!!

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