海外でもスマホを使いたい場合、自分のスマホを「SIMフリー化」しておくと便利です!
どこの国でも「SIMカード」を購入できるので、それを使えば現地でも日本にいる時と同じようにインターネットに接続できます。
わたしはdocomoユーザーなので、旅行前に自分のiPhoneをSIMフリー化しておきました。
その時の手順を、詳しく紹介します!
ネットでSIMフリー化するメリットは「無料」なこと
docomoでは、
- 店頭
- 電話
- ネット
を通して、スマホのSIMフリー化が可能です。
ネットからなら、無料で手続きできる
しかし、この3つの方法のうち無料でできるのは「ネットのみ」です。
- 店頭…手数料3,000円
- 電話…手数料3,000円
- ネット…無料
なので、ネットでやるのが一番お得。
店頭でやると、わざわざ行かなきゃいけない+待つことも多いので、おすすめしません。
ネットでSIMフリー化が可能なiPhone端末
なお、ネットでSIMフリー化できるのは「2015年5月以降に発売された機種」なので、自分がいつ買ったのかを確認してください。
(おそらく、ほとんどの人が2015年5月以降に買ったスマホを使っていることと思います。)
docomoのiPhoneを、ネットで無料SIMフリー化する手順
わたしがSIMフリー化した時の手順を、画像と一緒に紹介します。
(なお、SIMフリー化したのは2020年の3月です。)
1. SIMフリー化手続き開始画面へ
まずは、ここにアクセス。↓
>SIMフリー化手続き開始画面(docomo)
すると、手続き開始の画面になります。
「次へ」をクリック。
dアカウントをまだ持っていない人は、dアカウントの作成から始めてください。↓
2. dアカウントにログイン
次に、dアカウントにログインします。
- ID
- パスワード
を入力します。(わたしのdアカウントIDは、メールアドレスでした。)
「セキュリティコード」は、自動的に登録してある携帯電話番号のSMS(メッセージアプリ)に送られてくるので、その数字を入力。6桁の数字です。
↑セキュリティコードは、NTT DOCOMOからこんな感じで、送られてきます。
3. 手続き内容の入力
次に、手続き内容を入力していきます。
「SIMロック解除を行う機種の製造番号(IMEI)」の調べ方は、以下の通り。
- 電話マークをクリック
- ここで「*#06#」と入力
- こんな感じで出てきます。
このピンク色のまるで囲った数字が、「SIMロック解除を行う機種の製造番号(IMEI)」です。
それから、その下にある「SIMロック解除を申し込む」にチェックを入れ、「SIMロック解除の注意事項」を読んでから「SIMロック解除の注意事項に同意する」にチェックを入れます。
受け取り確認メールの送信先を選択したら、「次へ」をクリック。
4. 手続き内容の確認
最後に、確認画面で内容を一通り確認。
問題なければ、「手続きを完了する」をクリック。
こんな風に、完了画面が出てきて終了です!簡単!
このあと、指定したメールアドレスに確認メールが届きます。
なんだか「完了した感」がありますが…
ここでSIMフリー化は終わりではありません!
5. iPhone本体のSIMロック解除
最後の仕上げが残っています。
次は、「電話機本体の解除作業」が必要です。送られてきたメールに載っているURLをクリック。↓
重要なのは、この部分↓
- 別のSIMカードを持っている人→そのSIMカードに入れ替えてみる→普通に使えればOK
- 持っていない人→iPhoneをバックアップ→消去+復元する
SIMカードを持っていない人は、結構面倒ですね…。(特に消去前のバックアップ)
わたしも、他のSIMカードは持っていなかったので、バックアップすることにしました。
バックアップには、2つの方法があります。
- iCloudでバックアップする
- iTunesでバックアップする←おすすめ
iCloudのストレージは、何も追加料金を払っていない状態だと「5GB」までなので、追加料金を払っていない人はすべてのバックアップはできていないと思います。
わざわざこのために追加料金を払うのも微妙なので、iTunesでバックアップしましょう。
6. iTunesのバックアップ
バックアップ時は、このページを参考にするといいです。↓
>iPhone、iPad、iPod touch をバックアップする方法(Apple公式)
わたしがバックアップした時の流れは、こんな感じです。
- iPhoneをコンピュータに繋ぐ
- 「iTunes」を開く
- iTunesの左上に出てくる、iPhoneマークをクリック
- 「バックアップ」メニューの中で、「このコンピュータ」にチェックを入れて「今すぐバックアップ」をクリック
※↑この写真だと、iCloudになってますが、「このコンピュータ」を選んでください。 - この画面(↓)が出たら、「購入した項目を転送」を選ぶ
しばらく待機したら、バックアップは完了!
わたしの場合、10分くらいかかりました。
このあとで、別で「LINEのトーク履歴」もバックアップを取りました。
LINEのホーム→左上の歯車マーク→「トーク」→「トークのバックアップ」→「今すぐバックアップ」でOKです。
ただし、iCloudに空き容量がないとLINEのバックアップが進みません。
↑この画面のまま、ずっと止まってしまいます。
なので、まずはiCloudに空き容量を作ってから、LINEのバックアップをします。
わたしは、写真は「Google Photo」の無料サービスでバックアップを取っているので、「写真」はiCloudのバックアップから外しました。(そしたら、たくさん空き容量ができました。)
※Google Photoで写真・動画のバックアップを取っている人は、このタイミングで今iPhoneの中にあるデータは全部バックアップ取っておきましょう!
iCloudの空き容量ができたら、LINEのトークバックアップも1分くらいで完了しました。
6. iPhoneをリセットする
次に、iPhoneをリセット(消去)します。参考↓
>iPhone、iPad、iPod touch を消去する (初期化する) 方法(Apple公式)
- 「設定」→「一般」→「リセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」の順にタップ
- ポップアップに「続ける」→「アップロードを完了してから消去」
- パスコードを入力→「iPhoneを消去」
- Apple ID パスコードを入力して、消去開始
本当にリセットしてもいいのかどうか、何度も何度も確認されます。
消去開始すると、真っ黒な画面に白いリンゴマークが現れ、しばらく待機。
7. iPhoneを復元する
次に、iPhoneを復元します!
自動的に、初期の真っ白な画面に「Hello!こんにちは!」みたいな表示が出てきます。
- 「日本語」を選択→国で「日本」を選択
- 「手動で設定」→言語・キーボードを設定します
- 「Appとデータ」の項目で、「iCloudバックアップから復元」を選択
(Wi-Fiに繋がっている必要があります。)他の端末による認証コードを求められる可能性があります - 色々出てきますが、「あとで設定(スキップ)」でOK
- 「iCloudから復元」の画面で、しばらく待機(3分くらいかかります)
- 「復元しました」と表示されます
これで、iPhoneの復元は一旦完了です!
開いたばかりの時点では、アプリなどすべて「待機中…」になっていますが、だんだんダウンロードされていくので待ちましょう。
8. iTunesからデータ復元
全部ダウンロードされたら、わたしのように「iTunesでバックアップした」という人は、再度コンピュータとiPhoneを繋いで、iTunesを開いてください。
そこから、また同じように…
- iTunesの左上に出てくる、iPhoneマークをクリック
- 「このコンピュータ」にチェックを入れて、「バックアップを復元」をクリック
- iPhoneの画面に「復元の実行中」と出たら、そのまま待機→完了
これで、復元も完了です。
これで、やるべき作業はすべて完了です!
問題がある場合
問題がある(うまくSIMロック解除できていない)場合は、以下のようなメッセージが表示されます。
「この iPhone に挿入した SIM カードはサポートされていないようです。iPhone をアクティベーションするには、サポートされている電話会社の互換性のある SIM カードしか使用することはできません。iPhone に付属の SIM カードを挿入してください。またはサポートされている電話会社にご来店いただき、SIM カードを交換してください」
これが出てきたら、こちらのページの最後、「問題がある場合」のところを参考に、対処してみてください。
まとめ
問題がなければ、SIMロック解除の手続きはすべて完了です!!
SIMカードを持っていない人は、iPhoneのバックアップを取ったり、リセットして復元したりする手間があるので、普段バックアップを取っていない人(←わたし)はちょっと大変ですが、「SIMフリー化」自体は簡単な作業です。
これで、無事、海外のSIMカードを入れて使うことができるようになり、海外旅行でより便利にスマホを使えるようになります✨