近年、バックパッカーや旅行好きの間で、自分でレンタカーを運転してアメリカ周遊する人が増えています。
レンタカーのいいところは、何よりも自由に動けるところ!グレイハウンドなど長距離移動のバス会社もたくさんありますが、やっぱり2人以上で旅行するならより自由度の高いレンタカー利用がおすすめです。
わたしたちもこの間、レンタカーでアメリカ周遊してきました!!
ラスベガスで豪遊(?)し、
憧れのグランドキャニオンの絶景を楽しみ、
ホースシューでヒヤヒヤし(笑)
モニュメントバレーの風景に感動しました!!
これ全部、レンタカーを自分たちで運転して回って来ました^^
しっかりした5人乗りSUVを13日間借りて、保険もつけて、1台490ドル(約50,000円)でした!
ということで、今回はわたしたちが実践した&おすすめな、アメリカ旅行用の格安レンタカーの探し方をに加えて、覚えておきたい運転ルール、ガソリンの入れ方、カーナビの活用方法などを、まとめて紹介します!!
アメリカで一番安いレンタカーの見つけ方(乗り捨てOK)
アメリカ旅行で最安値のレンタカーを見つけたかったら、(単純ですが)できるだけ多くの主要レンタカー会社を一括比較するのが一番手っ取り早いです。
「期間限定キャンペーン」も含め、希望の日程で一番安い会社を教えてくれます!
「自分の希望の日程での、最安値」を探す場合は、一括検索が楽です。
ということで、「一番おすすめな一括比較の方法」を紹介します。
一番おすすめなレンタカーの一括比較の方法
わたし達は、「Expedia(エクスペディア)のレンタカー比較」を使いました。
エクスペディアのレンタカー比較はかなり使えて、アメリカの主要レンタカー会社ほぼ全てを数秒で比較して、最安値を教えてくれます。
- Alamo
- SIXT
- Hertz
- dollar.
- Thrifty
- AVIS
- Budget
- Europcar
わたしたちの日程では、この中で「SIXT」社が一番安かったです。(この後SIXT社で直接契約しようとしたら、なぜかExpediaの方が安かった笑)
このサイトを通せば、日本語で予約確定できるので楽チンでした。主要な保険も全て最初から含まれているので、安心。追加料金もありません。
しかも、わたしたちの時は、普通の一番安いセダンではなく「SUVタイプ」を最安値で借りることができました!!長距離運転がめちゃくちゃ楽になったし、オフロードも余裕でした!
借りる車の種類について
アメリカでのレンタカーは、絶対にSUVがおすすめです!!!
SUVとは、少し車高が高く、アウトドアに向いている大きな車のこと。アメリカでは一番人気の車です。
日本だと、「ハリアー」や「レクサスRX」あたりが人気のSUVですね。
- 車体が安定しているので、長距離運転が楽
- 内部がゆったりで荷物もたくさん入る
- オフロードでもある程度は大丈夫
アメリカ周遊では、「長距離運転あり」、「コンクリート舗装されていないオフロードの運転もあり」なので、SUVは、アメリカ周遊に最も適した車タイプだと言えそうです。(逆に、セダンだとアメリカでは辛いです。)
値段の目安
わたしたちは、↑のヒュンダイ製の「サンタフェ」が13日間で490ドル(約5万円)だったので、1日あたり実質3,800円で借りられました。(+ガソリン代もかかりますが)
アメリカレンタカーの平均価格は(セダンで)5,000〜6,000円なので、かなり安く借りられました!(おそらくキャンペーン価格だったと思うのですが、別日程で調べても同じ価格で出てきていました。)
1日当たりの値段 | 印象 |
4,000円台以下 | かなり安い。3,000円台は激安 |
5,000〜6,000円 | 平均 |
6,000円以上 | 少し高め(特別な高級車の値段) |
アメリカ周遊レンタカーのメリット・デメリット
ここからは、アメリカでレンタカーを借りるメリット・デメリットを説明しようと思います。
レンタカーのメリット
1. とにかく自由に行動できる
一番のメリットはこれ。これが全てのデメリットを打ち消すほどに魅力的です。
素晴らしい景色に出会ったら車を路肩に停めて休憩がてら景色を楽しんだり、好きな時にトイレに行けたり(重要)、とにかく自由の国アメリカで自由を謳歌できます!!
2. 「車がないと行けない場所」にも行ける
アメリカは車社会なので、「車でないと行けない場所」ばかりです。特にゴールデンサークルの絶景スポットは、車移動が中心。車がないと行きたくても行けない場所がいっぱいあります。
大都市のLA(ロサンゼルス)ですらそうなので、やっぱりレンタカーがあるメリットはめちゃくちゃ大きいです!
わたしが巡った中で、一番感動したスポットBEST5は全て「車がないと行けない場所」でした。レンタカーにして本当に良かった!!
レンタカーのデメリット
1. 左ハンドル右車線なので、運転が難しい
やっぱり右ハンドル・左車線に慣れた日本人には、難しく感じます。
慣れれば大丈夫ですし、複雑な分岐やルール、細い道を通る機会もあまりないと思うので、あまり心配しなくて大丈夫です。ただし、「日本でもあまり運転しない」という人は控えた方がいいかも…
2. 国際免許証の事前取得が必須
国際免許証を事前取得しておく必要があります。と言っても、免許センターに行ってお金を払って取得するだけです。(試験など一切ありませんし、2,000円程度。)
ただ、忙しい人はその時間すら捻出できないという人もいるかもしれませんね…。
結局、デメリットは数あれど、自由に見所を巡りたいのであればレンタカーを借りるメリットの方が大きいです。
また、運転が苦手な人・不安な人は、「ラスベガスを起点に、ツアーでゴールデンサークルを巡る」という方法もあります。
アメリカで車を運転する時のポイント6つ
アメリカで車を運転する際に気をつけたい・知っておきたいポイントを紹介します。
1. 環状交差点(ラウンドアバウト)では右へ
アメリカには信号がなく、円形になった交差点があり、これを「ラウンドアバウト」と呼びます。ここでは、常に右へ進みますが、先に交差点にいる車が優先なので、
- 左側を確認
- 車が来ていなければ、右へ
- 好きな場所で出る
という流れです。動画で見た方がわかりやすいかも(↓)
2. 右折は赤信号でも行ってOK
アメリカでは、右折は赤信号でも行っていいことになっています。(逆に、行かないと後ろからクラクションを鳴らされます)
右折禁止の場合は「NO TURN ON RED」という標識が出ていますが、「基本的に行ける」という認識でOK。
3. シートベルトは全員する
運転手、助手席、後部座席、全員シートベルトは必ずしめます。
アメリカの警察は「シートベルト・チェック」結構厳しいです。
4. ヘッドライトはずっと点灯でOK
アメリカの道には灯りがないので、早朝や夕方など少しでも暗い時間帯はヘッドライトを点灯します。忘れがちなので、昼でも常に点灯しているくらいでOKです。
また、「相手が眩しいだろうから」と日本の思いやり感覚でライトを消すと不審者だと思われます。注意。
5. 踏切前で一時停止しない
一時停止しません。
癖で停止すると、後ろから追突される恐れがあるので注意。
6. スピードリミットは厳守
高速道路(フリーウェイ)では、5〜10マイル程度オーバーして走るのは普通ですが、街の中(特に学校が近くにある「スクール・ゾーン」)では、スピードリミット厳守です!!
スクールゾーンには警察が見張っていることが多く、スピード違反しているとすぐに捕まります。あと、スクールバスの追い越しも禁止です。
2〜3人以上乗っている車が優先で走れる車線(「HOV」や「Carpool Lane」と呼ぶ)があります。渋滞を緩和する目的で作られた車線で、3人以上乗っていれば絶対に走れます。(2人の場合は標識をチェック)
おまけ:クルーズコントロール機能を活用しよう!
アメリカの車には、ほとんどに「クルーズ・コントロール」という自動運転機能が付いています。
設定した速度で走り続け、前の車の速度に合わせて速度を落とす機能。
日本ではまだ最新車や高級車にしか付いてないイメージですが、アメリカでは一般的な標準機能で、ほとんどの車についています。
これを活用すると、フリーウェイでの長距離運転がめちゃくちゃ楽になるんです!!
ハンドルの中にあるボタンでON/OFFが切り替えられます。使い方動画もありました(↓)
ただ、これは車種によってやり方が違うので、自分たちが使うレンタカーをゲットしてから「how to use cruise control 車種名」とかで調べれば、動画や画像が出てくると思います。
本当にめちゃくちゃ楽になったので、ぜひ使ってください!!
レンタカーにガソリンを入れる時のポイント
レンタカーを借りる時、地味にわからないのが「ガソリンの入れ方」だと思います。
わたしも最初よくわからなくて戸惑ったのですが、だんだん慣れてきました。
Unleadedか、Regularを入れる
普通の車であれば、「Unleaded」か「Regular」と書かれたガソリンを入れます。
最初「Regular」がないときはめちゃくちゃ戸惑いましたが、「Unleaded」がRegularとほぼ同じ意味だということがわかり、それからは迷わなくなりました。
支払いは日本と同じか、レシート決済
支払い方法は、
- 日本のセルフと同じように機械上で決済する
- ガソリンをいれた後、機械からレシートが出てくるので、それを持ってガソリンスタンドに併設されているガス・ステーション(コンビニ)内のレジで支払う
のどちらかです。
カリフォルニア州はガソリンが超絶高い
LA(ロサンゼルス)含め、カリフォルニア州は、なぜかガソリン価格が異常に高いです。どれくらい高いかというと、なんと他の州の安いガソリンスタンドと比べると約2倍。
1ガロン当たりのガソリンの価格は、以下の通りでした。(2019年4月時点)
ロサンゼルス州 | 平均4.5ドル |
ネバダ州 | 平均3.5ドル |
ユタ州、アリゾナ州、ニューメキシコ州 | 平均2.8ドル |
特に、ロサンゼルスやサンフランシスコからレンタカーを借りる人は、他の州で出来るだけたくさんガソリンを入れるように調節しましょう
カーナビは、Google Mapを使おう
エクスペディア経由でレンタカーの予約をする際には、基本的にカーナビは最初から含まれています。
アメリカでは、独自のカーナビを使うよりもみんなスマホのGoogle Mapをカーナビ画面に繋げて案内してもらうパターンが多いです。(最新のマップ情報なのでより安心です。これをカーナビ画面に繋げて使うとさらに便利!)
ナビは絶対あった方がいい
アメリカは広いので、電波の届かないようなエリアでは全然使えなくなる、という欠点はありますが、最低でも街の中や、ホテルなど「出発時点」ではGoogle Mapが使えるので、初期設定さえできれば、どこに行くのにもちゃんと案内してもらえます。
アメリカで道に迷うと、本当にどこにいるのかわからず、特に夜は道のあかりも一切ないので、地獄です。
特に行ったことのないエリアに行くのであれば、絶対に、Google Mapに繋げたカーナビはあった方がいいです。
Google Map利用にはWi-Fiが必須
Google Map利用時に必要になるのが、Wi-Fi(ワイファイ)。
わたし達は、Google Mapアプリはめちゃくちゃ通信容量を食うと予想していた(実際そうだった)ので、日本から「通信量無制限のレンタルWi-Fi」をレンタルしていきました。
現時点で、「容量無制限のレンタルWi-Fi」を格安で取り扱っている会社は「U.S.データ
お金はかかりますが、「安全を買えた」ので、やっぱり借りてよかったです!
「アメリカ専門のレンタルWi-Fi会社」なので、他のレンタルWi-Fi会社と比較しても圧倒的に安かったです。
意外だったのがレンタルWi-Fiの方が現地SIMよりも通信が安定していた点。
わたしたちは現地で使えるスマホもあったのですが、電波の悪いところでは特にレンタルWi-Fiの方が使えてました。
あと、移動しながら次の見所についてリサーチできたり、暇なときに永遠にYouTubeを聞けたのもよかった。笑
無制限のレンタルWi-Fi(U.S.データ
詳しくは↓
まとめ
以上、アメリカでレンタカーを借りて周遊したい人に向けた役立ち記事でした。
内容をまとめると、以下の通り。
- レンタカーはエクスペディアで比較して決めるのが最安
- 車種はSUVがおすすめ
- アメリカの運転ルール、ガソリンの入れ方は覚えておこう
- カーナビは必須。カーナビを使うために、U.S.データ
の容量無制限のレンタルWi-Fiがおすすめ
アメリカ周遊は本当に最高なので、ぜひ良いレンタカーを借りて、楽しく旅行してください!
きっと、アメリカのダイナミックで美しい自然や風景は、一生の思い出になると思います^^
国立公園に行く予定の人は、こちらの記事もおすすめです。(↓)